デリバリーを開始したアラバマ系ルアー『BIG-BANG(ビックバン)』。
『BIG-BANG』の特徴について。
(作業の無間地獄からチョットだけ解放され、PCの前に座れてますので長々と説明しますョ〜。)
『BIG-BANG』

ヘッド部分は硬質発泡樹脂製となっております。
この素材を選んだ理由の一つは、ヘッド部分のウエイトは極力軽く仕上げたかったから。
実際にリグをセットする時には、各アームの先端にジグヘッドとワームの組み合わせが合計で5本装着されます。使用するジグヘッドが3/16ozや1/4ozとして、3/16ozの場合で約5.25g×5個。ジグヘッドだけの合計で26.25g。
そこにワームのウエイトがプラスされるんです。大きめのシャッドテイルタイプのワームを使用したとして、各商品によってバラつきがありますが1本で約7gはあるでしょうか・・・。
7gとして5本で35g。ジグヘッド分と合わせて合計61.25g。
そこにアラバマのウエイトも加算・・・。
単純計算でコレだけのウエイトになるんです。重くなれば重くなるほど、使用出来るロッドも制約されるので、チョットでもトータル・ウエイトを抑えたかったのが一つ・・・。
あと・・・、
キャスト時に先端になる(最も重い部分から飛んでいくんでね)ジグヘッドとワームのウエイトだけに重さを集中させた方が、飛行時の姿勢が安定し、飛距離は出るしアキュラシーも上がるので、ヘッド部が重くなってウエイトが分散される事は避けたかったんです・・・。
重心が複数あるルアーって飛行姿勢も安定せず、あんまり飛ばないでしょ?
例えばスピナーベイトとか。
ヘッドの鉛とブレード部が2つの重心となり、飛行時にルアーがクルクル回ったりしやすいんですね。形状による空気抵抗の大きさもありますが・・・。
それと同じで、ヘッド部にもウエイトがあると重心が安定しづらいんですョ。
それと、
着水後のフォール姿勢にもメリットが。
ジグヘッドだけにウエイトが集中すると、ジグヘッドが先に沈み込み、リグとしては尻下がりの姿勢がキープしやすいんです。ヘッド部に樹脂を使う事で、浮力も生み出す事が可能となり、更に姿勢は安定します。
逆に、ヘッド部に鉛などの素材を使ったモノはヘッド部も沈下するので、巻き始める時に、まず、ヘッドを浮き上がらせる事にチカラを使う為、どうしてもリグの立ち上がりが悪くなる傾向にあります。
リグの立ち上がりの良さを追究するなら浮力を得られる、発泡樹脂系がベストかなっと。
などの理由から、ヘッドの素材は硬質発泡樹脂しか浮かびませんでした。
そんな訳でこの素材となったんですョ。
使い勝手の良さを求めていくと他にも“キモ”となる要素があるんですが、それはまた後日・・・。
久々に手が空き、色々説明しておきたい事もあって、文字数が多くなり過ぎるので、一旦、この辺で。