今日も『Pascal』のお話。

以前にも書きましたが、ボクはダーターと呼ばれるルアーは、
どちらかと言えば苦手なルアーでした。
使いどころがよくわからず、登板回数も減っていき、
タックルボックスの隅に追いやられる存在・・・。
ある時、全然つれない状況の中で、同船者が釣り上げた貴重なサカナ。
それもブリブリのグッドサイズ。
正直、『ドコにそんな魚おってん?』ていう感想しか出てきませんでした。
そんな事が2度、3度・・・。
その人達が使っていたルアーが、そうです・・・。
“ダーター”タイプのルアー。
幸い(?)にもルアーのアクションからサカナのバイトの瞬間まで
全ての工程を真横で見る事ができ、自分の中で納得できたんです。
ダーターでしか獲れないサカナの意味が・・・。
前回にも書いていますが、ダーターの最大の特徴は、
『動き』と『音』と思っています。
特徴的な『音』と『泡』を発生しながら、
水中に頭を突っ込む『動き』・・・。
ルアーが水中に潜った瞬間に、カバーの奥からバスが出てきて
ひったくるようにルアーにバイト!
コレや!!
水面と水面直下でサカナの反応が劇的に差が出る時があるのを
何度も経験しているので、きっと、コレに違いないっと・・・。
ポップ音を出し、ダイブして気泡を水中に引きずり込む・・・、
そしてキックバックしながら浮き上がる。

(ダーターの生命線ともいえるアゴの形状、お好きなカタチはナニ?)
確かに、他のルアーでは代用できませんな。
ダーターが必要なワケです・・・。
そういう経緯で開発が始まった『Pascal』。
『Pascal』を作ってみて、ダーターのどの部分を特化させるかで、
ダーターでもイロイロとバリエーションが必要かなって
思うようにもなりました。
きっと、こういう奥深さがダーター・マニアを増やす要因なんでしょうね。
う〜〜ん、勉強になりましたワ。